読書

結城浩『数学文章作法 基礎編』を読みました。とても良い本でした。 自分にはかねてから、数学的な文章がうまく書けない、あるいは、セミナーの発表がうまくできない、という悩みがありました。つまり、自分の考えたことや理解したことを、他人にうまく伝え…

ねむい。 ちょっと前のことですが、『学問のすすめ』の現代口語訳を読みました。今でも十分ためになるように思いますし、社会への指摘が痛快な一冊でした。原文も読みたいけどそんな暇ないかなー。 福澤のいう「学問」、ぼくはちょっと苦手かもしれません。

小林秀雄・岡潔「人間の建設」読みました。 ちょっと古風だと思われるところや、簡単には賛同しかねるところもありましたが、全体として非常に面白かった。 が、軽薄に感想を述べるのは慎まねばならない、むしろ長い時間をかけて飲み込んでいくべきものだと…

2012年に読んだ本まとめ

こういうのはもっと早くやったほうがいいような気もしますし、ちょっと間を空けてからやったほうが客観的に思い出せていいような気もします。 とにかく、2012年に読んだ本のうち印象的だったものを挙げていきます。なんかまじめな本はぜんぜん読まなくなって…

丸谷才一『思考のレッスン』読みました。 本を読み、考え、表現するための方法を述べた本です。かなり普遍的なことが説かれているので、自分のような文学系でない人にとってもためになります。 この前読んだ『志学 数学』とか、某先生のセミナーのやり方の文…

アニソンの神様

アニソンの神様 (このライトノベルがすごい! 文庫)作者: 大泉貴,のん出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2012/09/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 158回この商品を含むブログ (40件) を見る読みました。

そーいや

夏目漱石「門」を読み終えました。この地味な感じは大好きです。 いろんなところに書いてあるので容赦なくネタバレしますが、結局なにも悟れなかったというのが良いですね。なんだか不安を抱えていきながら生きていくしかないという。 ラストの台詞も効いて…

教育の社会学

教育の社会学―「常識」の問い方、見直し方 (有斐閣アルマ)作者: 苅谷剛彦,木村涼子,浜名陽子,酒井朗出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2000/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見るこれはなかなか面白かった。 教育にまつわるいくつかの問題を…

思想地図

学校の図書館にあったので借りてきた。 まだ音楽の話(初音ミクの話?)しか読んでないけど、面白いね。

東浩紀・大澤真幸『自由を考える』

対談。面白かった。

入不二基義『哲学の誤読』

大学入試の現代文に出題された文章を読みとき、詳細に解説している。その過程で、予備校や出題者の「誤読」が明らかにされていく。 非常に面白かった。哲学というものがここまで面白いとは正直思っていなかった。

石原千秋『秘伝 中学入試国語読解法』

今年二冊目。 図書館で借りてからずっと読もう読もうと思っていた。貸し出し期限が過ぎてそろそろやばくなったので、昨日一気に読破。 とても面白かった。 著者と息子の中学入試体験記と、入試問題の解説から成り立っている。 体験記は、自分が受験したとき…

加藤秀俊「なんのための日本語」

日本語論。面白かったです。 学校教育のはなしが特に興味深かったと思います。 今の国語教育では「文学」を教えても「日本語の使い方」はちゃんと教えていないとか。知りたいですね、基準となるような日本語の使い方。 また「ニュースなどで平易なことばを使…

石原千秋『国語教科書の思想』

面白かった。とりあえず報告まで。

山本七平『「空気」の研究』

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))作者: 山本七平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1983/10メディア: 文庫購入: 84人 クリック: 673回この商品を含むブログ (200件) を見る読み終えました。ちょっと前から読んでいて、二週間ぐらいかかってるかな。 「日本…

青空文庫

まぁ別に青空文庫じゃなくてもいいんだけど、せっかく落としてきてもパソコンの画面では読書がしづらい。 ということでテキストビューアを探したら、これがなかなか読みやすくて良い感じ。一節ごとの表示っていうのはパソコンで読むのにあっているかもね。

久しぶりに

まじめな本を読みました。 精神病 (岩波新書)作者: 笠原嘉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/10/20メディア: 新書購入: 10人 クリック: 80回この商品を含むブログ (25件) を見る本屋で目をつぶって手にとって、ちょっと読んでみたら面白かったので全部…