石原千秋『秘伝 中学入試国語読解法』

今年二冊目。
図書館で借りてからずっと読もう読もうと思っていた。貸し出し期限が過ぎてそろそろやばくなったので、昨日一気に読破。
とても面白かった。


著者と息子の中学入試体験記と、入試問題の解説から成り立っている。
体験記は、自分が受験したときと比較すると結構興味深かった。
私の通っていたN能研は結構評判が悪いらしい。まぁ、10年前のことだから今はどうか分からない。


第二部の入試解説は全部読んだわけではないが*1、とても面白かった。
96〜98年の問題を中心に編集されているのだけど、今でも普通に通用しそう。
小説*2の問題で、「学校空間で許されるかどうか」で選択肢が絞れるのにはちょっとびっくりした。
国語が道徳教育になるってのはなんかいい気がしないね。


いろいろ役に立つ(かもしれない)技術が載っていたし、なにより面白かった。良書だと思う。

*1:評論の最後は疲れてしまって飛ばした

*2:「物語文」って呼称はどうかなぁ