久しぶりに

まじめな本を読みました。


精神病 (岩波新書)

精神病 (岩波新書)

本屋で目をつぶって手にとって、ちょっと読んでみたら面白かったので全部読んでみました。
簡単に言うと統合失調症(この本の当時は「精神分裂病」でしたね)の病状と経過、治療法、精神障害者に対する福祉について、などが書かれています。
精神病に関する知識はほとんど無かったので、ためになりました。


近年は軽症化が進んでいて、以前ほど重い症状を示す患者は少なくなったとか。
また、半数ほどの患者は治癒に向かうことや、晩年になると自然と寛解することもあることなど、知らなかったこともいろいろありました。

統合失調症の患者が社会復帰するためには社会の側の理解が必要で、そのためには各人が理解を深め、偏見を取り払うことが重要みたいですね。