カルコロンで遊んでみた

昨日深夜にテレビで「カルコロン」というゲームをやっていました。一緒に見ていた友人たちと試しに遊んでみようと思い、トランプを使ってできるように改造してみました。2時間半にわたり盛り上がったので、以下、そのときのルールをメモしておきます。
遊ぶときにルールを勝手に解釈したため、公式ルールとは違っている箇所があります。公式ルールにないルールが入っていたり、逆に公式ルールがすべて採用されていないところがあります。ご注意ください。正式なルールを知りたい方は、Wikipediaなど、下に挙げたサイトをご覧ください。



公式サイトはこちらです。
カルコロン - フジテレビ
また、ルールを調べるにあたって、以下の記事を参考にしました。ありがとうございます。
Numer0n - Wikipedia
カルコロンのルールをまとめてみよう|konoさんのサイトのブログ
カルコロン2 最新ルール。|konoさんのサイトのブログ
一緒に遊んだ松江牛くんによるルールまとめはこちら。ここにないルールとかもまとまっています。
http://www.twitlonger.com/show/lavqeg

概要

麻雀の要領で、数字3つ、記号2つを使った式を作り、10の倍数になったら上がり、というゲームです。

使用するカード

・「0」から「9」までの数字カード 各3枚
・「1/10」 2枚
・「+」「−」「×」「÷」 各4枚
・「(」 6枚
「0」のうち1枚は「デビルゼロ」、「−」のうち1枚は「フレイムアロー」という特殊カード。


これで54枚なので、トランプ(ジョーカー2枚入り)を適切に割り振れば遊べます。(元のカードから「トレード」を抜きました。)
今回は、

数字カード…ハート、ダイヤ、クラブの1〜10(10は0とみなす)
「1/10」…ジョーカー
「+」…K
「−」…Q
「×」…J
「÷」…スペードの1〜4
「(」…スペードの5〜10
「デビルゼロ」…ハートの10
「フレイムアロー」…ハートのQ

という割り振りでやってみました。はじめはかなり混乱しましたが、しばらく遊んでると慣れてきて、スムーズに遊べるようになりました。それでもやっぱり記号カードがあったほうがいいだろうと思います。

計算式について

・5枚のカードで10の倍数を作ることをが目標(達成した場合「コンプリート」という)。四則演算のルールは算数で習う順番と同じ。

例: 「3」「+」「2」「+」「5」=10、「7」「+」「9」「×」「7」=70

・数字カードを連続して置いて、2桁以上の数として使うことはできない。

ダメな例: 「5」「5」「5」「+」「5」=560

・カッコについては特別ルール(後述)があるので、枚数にカウントしない。次の例の状態も「コンプリート」。

例: 「(」「3」「+」「2」「)」「×」「2」=10

・「1/10」は、「÷」と組み合わせて使うことが多い。

例: 「9」「÷」「1/10」「÷」「1/10」=900

・0で割ることはできない。(これはゲームのルールというか計算のルールですが、まぁ一応書いておきます。1÷0を無限大として扱うとか、0÷0を任意の数として扱うとか、そういったことはしないことにしたほうがいろいろと平和だと思います。)

ダメな例: 「1」「÷」「0」「÷」「0」、「1」「÷」「(」「1」「−」「1」「)」

基本の遊び方

1. カードをよく切って、各プレイヤーに4枚ずつ配る。残りのカードは山札にする。
2. 何らかのやり方で、はじめのプレイヤーを決める。
3. 手番のプレイヤーは、次のことを順に行う:
 3.1. 山札からカードを1枚引く。この時点で「コンプリート」となったら、「アタック」を宣言することができる。
 3.2. 「アタック」しなかった場合、手札のカードから1枚を選んで捨てる。このとき、一部のカードの効果を使用することができる(後述)。
4. 手番以外のプレイヤーは、3.2で捨てられたカードと手札のカードを組み合わせて「コンプリート」となるとき、「ロブ」を宣言することができる。「ロブ」を宣言したプレイヤーは、捨てられたカードを手札に加え、その後、「アタック」を宣言する。
5. 「ロブ」宣言がなければ、手番を次のプレイヤーに回す。
6. 誰かが「アタック」を宣言した場合、他のプレイヤーは、山札からカードを2枚ずつ引く。手札の4枚と、引いた2枚のうち1枚を組み合わせて「コンプリート」できなかった場合、「バースト」となる。
7. これで1回のラウンドは終了。得点を計算する(後述)。
8.また1.からやり直す。適当に繰り返して勝敗を決めましょう。

得点計算について

なくても遊べるであろうルールはカッコで囲んでいます。慣れたら付け加えて下さい。
1. もっとも大きい10の倍数を作ったプレイヤーがラウンドの勝者となり、作った値が得点となる。
2. それ以外の「コンプリート」したプレイヤーは、得点の増減はなし。ただし、「アタック」を宣言したプレイヤーが勝利できなかった場合、宣言したプレイヤーは-30点。
3. 同点のプレイヤーがいた場合、「アタック」宣言をしたプレイヤーから数えて一番はじめのプレイヤーが勝者となる。
4. 「バースト」したプレイヤーは、-10点。
 (4.1.) ただし、最後に「÷」を持っていたプレイヤーは、「バースト」にならず減点されない(シールド)。(このルールは、調べた限りではどこにも記載がありません。テレビで÷カードに盾のマークがついていたためか、いつのまにかこうなっていました。)
 (4.2.) 「デビルゼロ」(後述)を押し付けられた上で「バースト」したプレイヤーは、-10点の代わりに-100点とする。この場合でも「÷」があれば減点はしない。
(5.) 0点で「コンプリート」したプレイヤーが次のラウンドで勝利した場合、このラウンドでの得点(0点)に、次のラウンドにおける得点を加える(減点はしない)。

特殊カードについて

・括弧(ボウ)
1. 「(」を引いた場合は、即座に次のプレイヤーにカードを渡し、山札からもう一枚カードを引く。(公式には、「即座に」ではなく「カードを捨てるときに」次の人に渡すようです。)
2. 「(」を受け取ったプレイヤーは、もらったカードを手元に置いておく。手札とは分けておく。
3. 「(」を2枚受け取るごとに、一組の()を計算式の中で用いることができる。

・デビルゼロ1. 「0」のうち1枚が「デビルゼロ」である。捨てるときに、好きな対戦相手に押し付けることができる。
2. 押し付けられたプレイヤーは、「デビルゼロ」以外のカードを1枚選んで捨てる。手番は押し付けられたプレイヤーの次のプレイヤーに移る。
3. 「デビルゼロ」を押し付けられた場合、その「デビルゼロ」は最後まで捨てることはできない。
 3.1.「フレイムアロー」「リベリオン」の効果で手札から手放すこともできない。
4. 「デビルゼロ」を押し付けられたプレイヤーがバーストした場合、-100点となる。

・フレイムアロー
1. 「-」のうち1枚が「フレイムアロー」である。
2. 「(」が1枚でも手元にある場合、捨てるときに以下の効果を使うことができる:
 2.1. カードの種類をひとつ指定する。指定されたカードを持っている他のプレイヤーは、そのカードをすべて捨てなくてはならない。カードを捨てたプレイヤーは、捨てたのと同じ枚数分のカードを、山札から補充する。

特殊ルールについて

リベリオン
「デビルゼロ」を押し付けられた状態で勝利したプレイヤーは、次のラウンドで以下の特典を得る。
1. カードを自由に回転させて使ってよい。
 1.1. 「6」と「9」、「+」と「×」について適用される。「1」と「-」は不可。
2. 自分の手番でカードを山札から引く代わりに、好きな対戦相手の手札の一枚を(ランダムに)選び、自分の手札の好きなカード一枚と交換することができる。
3.「デビルゼロ」を押し付けられることがない。


今回遊んだルールは以上です。
「デビルゼロ」「フレイムアロー」などのルールは、最初は導入せず、様子を見ながら入れていくといい気がします。