ベートーベン:弦楽四重奏曲第3番

なんといってもメヌエットが素晴らしい!
私が特にメヌエット(スケルツォ含む)楽章が好きなのもあるだろうけど、この曲は良いね。
短くて構造も単純だけど、穏やかな雰囲気が素敵だし、同主調になるトリオも良い。


いま構造が単純とは言ったが、実はそう簡単ではない。というのも、再現部がどこからかがはっきりしないのだ。
ト長調で主題が出てくるところからなのか、その後主題の断片を模倣していくところからなのかが分かりづらい。
大したことのない曲に見えても(聞こえても?)、案外凝っていたりするものだ。