log2

以下、logの底はすべて10とする。


2の常用対数の値は約0.3010だ。
もっと詳しくいうと、log2=0.30102999…らしい。


さて、試験の問題などで、よく「log2=0.3010とする」と書かれるが、これは正確ではない。
0.3010はあくまで近似値であり、log2の値を正確に求めてはいない。
(もっと言ってしまえば、左辺=無理数、右辺=有理数であり、矛盾する)
もちろんこれは、「円周率=3.14」にも共通するが。


なにが言いたいかというと、log2の出てくる問題で「(式)×log2≒(式)×0.3010」と書いたら、「≒」を「=」に訂正されて、それはないだろうと思ったってこと。
これは問題の表記「log2=0.3010」に従うべきなのか?


いや、それにしても実際はそうでないのに「…とする」ってのはおかしいなぁ。郷に入りては郷に従えってことか?ちょっと違うか。


それにしても、小学生の頃はこんなこと考えずに最初から「π=3.14」だったな。
3.14より22/7=3.142857…の方が円周率に近いけどね。