将来
カッター台の代わりになるものを探していたら、小二の頃の文集がでてきた。
表紙には「ゆめ」と書いてある。
もちろん、寝てるときの夢ではない。
さて、おれが書いていることはいうと……
コックさんになった。 えなじ〜(ここに本名が書いてあった)
きょうは、ふたつ、ちゅうもんが入ったので、すぐに作りはじめた。
ひとつめはエビフライ。エビにころもをつけて、あげます。少したったら、でき上がりました。
二つめはお子さまランチ。まずごはんをもりつける。つぎにさっきのエビフライをのせる。そして、スープをつくる。さいごに、デザートとジュースをのせておしまい。
つぎはどんなちゅうもんが、くるか、とってもたのしみだ。
おー、ほほえましい。
おれは料理人志望だったか。まぁ大工になりたかった時もあったしな。今の私には無理だが。
上の文中で、二つ注文が入ったはずなのに、一つめのエビフライをお子さまランチにのせちゃってるよ。いいのか?
たぶん自分のなかで、「二つ注文が入る→一つめを述べる→二つめを述べるときに、一つめのを利用しようとする」って思ったんだろうね。
おれはエビフライ好きだったのかなぁ……
先生の字のきれいさに驚愕しました。